2013年5月20日 午後5時~9時00分
 於:弁護士会館クレオA

第1部:LNF総会(昨年度の活動・決算報告、本年度の活動計画・予算等)
                ※総会資料は会員ページをご参照ください。

第2部:記念シンポジウム
 「外国人への法的支援と領事業務~弁護士と領事館との連携・協力」

パネリスト:
   バーナード・ワダン氏(アメリカ合衆国領事)
   金明イク氏(中華人民共和国領事)
   ツチモト・シンチア氏/ナカガワ・パウロ氏(ブラジル連邦共和国総領事館職員)
   山口元一氏(弁護士)
   川本祐一氏(弁護士/LNF事務局次長)
司会: 大谷美紀子(弁護士/LNF共同代表)、山下優子(弁護士/LNF事務局)

第3部:懇親会(弁護士会館地下「鳳鳴春」)
   

第2部の記念シンポジウムでは、
アメリカ合衆国のバーナード・ワダン領事からは、刑事関係の領事業務について領事による自国民の被疑者・被告人・受刑者の面会、書類の差入れ等の実情について、お話しをいただきました。

ブラジル連邦共和国総領事館職員のツチモト・シンチア氏とナカガワ・パウロ氏からは、民事関係の領事業務として、婚姻届、出生届、死亡届、離婚届の提出の手続の流れのご説明をいただきました。

中華人民共和国の金明イク(火へんに日に立)領事からは、自国民保護、旅券・査証発給、公証・認証・婚姻登記といった領事館業務の概要とともに、人員不足の中で対応をされている状況についてお話しをいただきました。

山口弁護士からは、弁護士としては当該国の領事館の体制・業務を確認し、安易に領事館に情報提供の依頼をすることに対する懸念を示される一方、弁護士が当該国の領事館のためにどのようなことができるかという観点の重要性についてお話しをいただきました。

川本弁護士からは、成田空港で逮捕された少年事件について、領事が親身になって少年の家族とやり取りをしたり、裁判所から空港まで同行してくれたりした事例が報告されました。


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